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第13回マクロ分科会「介護の進化を担う福祉用具」

拝啓 時下ますますご清祥の御事とお慶び申し上げます。

2024年度新介護報酬体系が開始、新LIFEも8月には本格適用が予定されています。
 一方、すでに2027年度の介護保険改定に向けて、議論が開始されています。6月にとりまとめ予定である骨太の方針おいて、介護保険制度部分をどう取り込むか、すでに自民党のケアテック議連や、超党派の議連でとりまとめ作業に入っているところです。
 また、4月15日には、「ケアマネジメントに係る諸課題に関する検討会が始まりました。検討事項は、下記4テーマ。
(1)介護支援専門員の業務及び役割に関する事項
(2)介護支援専門員実務研修受講試験に関する事項
(3)介護支援専門員の法定研修に関する事項
(4)ケアマネジメントの質の向上及び評価に関する事項 等
 ケアプランデータ連携システムの普及がまだまだであるところですが、すでに「介護データ」の標準化についての議論も始まっています。経産省管下で、厚労省も陪席する「介護ICTデータ標準化検討会」においては、我が国の介護やサービス、機器が世界から取り残されないように、国際標準も踏まえた検討が開始されています。この検討会では、東京理科大学の松本教授をリーダーに、テクノエイド協会の五島先生と小職(岡本)がサブ・リーダーを務めるところです。福祉用具抜きに介護を語れないことも、異論はないのではと考えます。
 介護分野は、科学的な進化に基づく分野であり、基盤となる介護技術、高齢者ケア、診断手法、福祉用具、ICT、AIなどの分野で世界にキャッチアップしていかねばなりません。
 この時期に当たり、介護保険制度に広くかかわり、さらに福祉用具、ロボットなどの進化に深くかかわってこられた五島先生に、福祉用具を中心に、今後の介護の在り方を幅広くお話しいただくこととしました。
 なお、本分科会は、他の分科会メンバー、研究会のみのメンバーの方々にもオブザーバー参加を認めています。ただし、マクロ分科会メンバー以外については、Web参加のみとなりますが、貴重な機会ですので、こちらも積極的な参加を歓迎します。
 
マクロ分科会
世話人 岡本茂雄

1)日時:5月25日(土)15:00~17:30
2)開催
     オンサイト:シード・プラニング(文京区湯島) マクロ分科会メンバーのみ
     WEB(Zoom):マクロ分科会および他の分科会、研究会のみの参加のメンバー
3)テーマ:「介護の進化を担う福祉用具」  ー介護保険制度における福祉用具の今後ー

4)講師:五島 清国 先生 公益財団法人 テクノエイド協会 企画部長
1988年に国立療養所岐阜病院に入職後、社会福祉・医療事業団(現:福祉医療機構)、厚生省(現:厚生労働省)保健医療局を経て、93年より公益財団法人テクノエイド協会企画部に勤務。厚生労働省介護保険福祉用具・住宅改修評価検討会構成員、経済産業省日本機械工業連合会ロボット大賞審査・運営委員会委員、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)ロボット介護機器開発・導入促進事業審査委員、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構NEDO)、課題解決型福祉用具実用化開発支援事業研究評価委員会分科会委員を歴任。
福祉用具・介護ロボットに関わる調査研究等を主に担当し、「福祉用具・介護ロボット実用化支援事業」の実施や、「福祉用具情報提供システム」の運用、「障害者自立支援機器等開発促進事業」の実施、「補装具費支給制度への借受け導入に係る制度のあり方に関する研究」等を行なう。                                   

5)お申込み
 参加費
  次世代ケアマネジメント研究会会員:無料
  非会員:3,000円 ※要会員登録。年会費3,000円で当研究会のイベントに参加可能です。
 お申込み方法
  下記リンクボタンの「参加お申込みフォーム」よりインターネットでお申込みください。